ピルで心もカラダも健康になる

ピルを服用すると体はどのように変化するのでしょうか?まず、妊娠することを回避できますし、生理周期や生理前のイライラ感を改善することができますので、心も体も健康になることができます。それではピルについてご説明していきます。

ピルは婦人科系疾患の予防になる

ピルは基本的には避妊目的で服用することが多いのですが、子宮筋腫などの婦人科系疾患を治療するために処方されることも多く、生理による出血を少なくすることができるので、過月経などによる貧血を抑えることができます。
またピルは女性ホルモンのバランスを整えるので、生理前の不快な症状を軽減することができるので、避妊を目的としない利用も増えています。
日本ではピルはあまり普及していませんでしたが、ヨーロッパやアメリカで危険性の少ないピルが開発されたことから日本でも多くの女性が服用するようになっています。
婦人科系の様々な疾患に効果があるのですが血栓症のリスクが高まるので基本的には低用量ピルや超低用量ピルが処方されていて、中用量ピルなどに関しては緊急避妊用として利用される以外ではほとんど処方されていません。
女性ホルモンのバランスを整えるのは非常に難しいので、精神的なストレスなどが多い場合には薬によってバランスを調節することで生活の質を高めることができますが、サプリメントなどでも女性ホルモンと似たような作用のあるものがあるので、自分の体質にあった方法でホルモンバランスを整えることが大切です。
若い女性でも子宮などの病気の場合にはピルを服用する場合がありますが、妊娠を望む場合には、適切なタイミングで薬の服用を中止しなければならないので、医師に相談をする必要があります。
女性の体調は年齢によって変化するのですが、女性ホルモンのバランスが乱れたり、更年期障害などになると、健康的な生活を送るのが難しくなるので、婦人科などを受診して適切な治療を受けることで、不快な症状を取り除いて質の高い生活を維持することが重要です。

ピルで生理予定日をコントロール

ピルは、生理日の移動に使うこともできます。
生理日を早めるには、生理開始日の5日目以内から服用を開始し、早めたい日の前まで服用します。
服用中止後、2~4日で生理が始まります。
中用量ピルの場合は約10日間、低用量ピルでは約14日間の内服が必要です。
生理を早めるメリットは、生理を避けたい期間中、薬を飲まなくてよいことです。
デメリットは、服用期間中に少量の不正出血が続く可能性があることです。
生理日を遅らせるには、生理予定日の5日前から服用を開始し、生理を避けたい期間中服用を続けます。
服用を終わったら、2~4日で生理が始まります。
生理を遅らせるメリットは、確実に遅らせることができることです。
デメリットは、副作用が出た場合に、その期間中症状が続くことです。
ピルユーザーが生理日を移動する場合には次のようにします。
生理日を早めるには、実薬を早めたい分だけ飲み残します。
3相性ピルの場合、たとえば3日早めたいなら4錠目から開始するようにすると、成功率が上がります。
早める期間が7日以内なら成功率もよく避妊効果も持続します。
生理日を遅らせるには、21日分の実薬を飲み終えても休薬せずに、次のシートの実薬を遅らせたい日数だけ飲みます。
28錠タイプは最後の7錠がプラセボ錠なので、注意します。
3相性ピルの場合、3相目から飲み始めると成功率が上がります。遅らせる場合には、避妊効果は持続します。
生理日のコントロールのためにピルを服用する場合でも、毎日1錠を同じ時間に飲むように注意します。
時間帯は自由ですので、洗面所に置いたり、アラームをセットするなど工夫して、飲み忘れのないようにしましょう。
飲み忘れると不正出血が起きたり、効果が出なくなります。

ピル服用で肌荒れ解消

ピルには、女性ホルモンが含まれています。
排卵の抑制や子宮内膜を厚くしない、膣内の粘液減少や粘性の向上などがあるため、避妊目的で服用されることが多いですが、肌荒れ解消などにも効果が期待できます。
ニキビなどの肌荒れは、ホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが過多状態に陥ることで発生しやすくなります。
そのため、女性ホルモンを増加させることで、予防や改善につなげることができます。
対処療法では、新しいニキビの発生を抑えることは難しく、再発率を大きく減少させることのできる根本治療としてのホルモン療法としてピルの服用があります。
ただし、ピルの服用により肌荒れ解消を目指す場合は、医師の指導のもとで行う必要があります。
個人輸入を行うことで、ピルを手に入れることは可能ですが、ホルモンバランスを変化させる薬品を自己判断で服用すると副作用のリスクなど大きなリスクが伴います。
ピルの副作用としては、飲み始めに吐き気やだるさ、不正出血、頭痛、むくみなどのマイナートラブルがでることがあります。
健康な若い女性であれば重い副作用の心配は少ないですが、高血圧や不正出血、血栓症素因のある人や1日15本以上喫煙している人、妊娠している可能性のある人などは服用することができないようになっています。
そのため、医師の処方を受け、服用時間が少しでも短期間で済むように管理することで、副作用のリスクを少しでも減少させることができます。
ピルは、婦人科で処方されることが多いですが、肌荒れ解消が目的の場合には、ホルモン治療を実施している皮膚科医院に相談し検討することです。
保険はきかず、医療機関によって値段が異なるため、費用については予約前に電話などで問い合わせることです。